インフィネラ社、複雑な取引を超高速で分析

30,000 の SKU、年間 12,000 以上の取引、スピードを求める世界中の顧客。インフィネラ社の取引評価は 1 分 1 秒を争います。

複雑な案件の評価には、古いソリューションでは数日から数週間かかる可能性があり、さらにコスト情報の変化に対応できないことから、結果は 100％ 信頼できるものではありませんでした。現在は、Anaplan のディール デスクと分析によって、コスト データは常に最新で、複雑な取引もわずか1日で評価できるようになりました。顧客の求めるスピードと同様に超高速で動くことが可能となったのです。

インフィネラ社 (Infinera) の営業チームは、毎年 12,000 件以上の価格設定依頼を入札管理チームに提出しています。同社の光エレクトロニクス ネットワーク製品は、Tier1 通信事業者の 90％、大手インターネット コンテンツ プロバイダーの 85％ を含む 1,000 社以上の顧客を世界中に持ち、新しい機器と共に常にそのネットワークを拡張しています。取引は急ぐと複雑になりかねません。そこで、入札管理チームの仕事は、すべての案件がビジネスとして理にかなっているか、会社の取引戦略に合致しているかを確認するのです。

同社の入札管理担当ディレクター、ルーカス・ムロ氏はこう説明します。「当社の 30,000 SKU には、それぞれ独自の価格設定と関連コストがあります。そして私たちは、世界中に顧客を抱えています。少し前までは、個別の表計算シートを使って取引を評価していました。コストやその他の前提条件が古い場合もあり、取引分析に時間がかかりすぎていました。」さらに同氏は続けます。「インターネットを動かすものを売るという、超高速ペースのビジネスをしています。しかし以前の取引分析ツールでは、顧客に返答するのに数日、時には数週間かかることもあったのです」。この遅さは、ビジネスの損失につながりかねませんでした。

市場投入期間における優位性

インフィネラ社は 2020 年初頭に Anaplan を導入し、現在、財務、営業、マーケティングの計画に使用しています。「最大のユースケースは、取引分析ツールです。Anaplanを使えば、その取引が当社にとってビジネス的に理にかなっているかどうかを、非常に効率的かつ正確に把握することができます」とムロ氏は述べます。

Anaplan を使用することで、取引量の多さ、膨大な製品カタログ、様々な通貨でビジネスを行う顧客への対応などの課題に対しても、すべての取引を一貫した基準に基づいて評価できます。

「調達担当者から定期的に最新のコスト情報が提供され、それを価格設定ツールに組み込んでいます」と同氏は説明します。「取引を評価する際には最新のコストを考慮しているため、顧客に可能な限り最高の価格を提供することができます」

同社はそれを、記録的な速さで実現しています。「営業担当者が持ち込んだ取引を分析し、その日のうちに顧客に対応することができます。Anaplanを使用することで、市場投入までの時間を短縮することができるのです」とムロ氏は言います。

顧客のスピードに合わせたオペレーション

世界中のインフィネラ社では、取引分析にAnaplanを使用しています。「異なるタイムゾーンにいる何百人もの人々が、このプラットフォームを使っています」とムロ氏は説明します。「日々正確に業務を遂行するために必要な最新の情報を手にしていると保証できます」

これにより、世界最大の通信事業者やクラウド事業者を含む同社のエンド カスタマーは、それぞれのペースでネットワークを拡張することができます。同氏は次のように語ります。「Anaplan を導入したことで、顧客のスピードに合わせたオペレーションが可能になりました。自分の手元に情報があるので、ビジネスに関するどんな質問にも答えることができます。まるですべてを手にする力を得た気分です」

チーム全員が、その「力を得た」感覚を共有しているそうです。「世の中は問題だらけです。その問題を「釘」だと例えると、Anaplan は「金槌　」の役割を担ってくれます」とムロ氏は言います。